西當照明「捕虫器(商品名トレテーラ)」の紹介
コロナ禍が収まり、人や荷物の国境を跨ぐ往来の増加に伴って、トコジラミ等の歩行害虫による被害が増え、その早期発見、駆除の実現が社会課題となっています。特にホテル等の宿泊所、介護施設等の複数人が共同生活を行う施設等で、早期対策が求められています。
ところで、蚊等の飛翔害虫は、①人肌の温度+②吐息に含まれる微量の二酸化炭素、この2つを頼りに人に近づいてきます。また、その他の蛾等の飛翔害虫は、灯りに誘引されて集まる習性があります。
西當照明は、この事実に着目して、動作時の温度が人肌に近い虫誘引光の照明装置と、微量の二酸化炭素を発生させる装置と、近寄って来た飛翔害虫を捕える粘着シートと、を組み合わせた捕虫器(商品名トレテーラ)を開発し、実績を上げています。
この度のトコジラミなどの歩行害虫の早期発見、駆除という社会課題を考えたところ、飛翔害虫の捕虫器で発生する、人肌に近い熱と、捕虫器から床に吐出される微量の二酸化炭素とを利用すれば、トコジラミ等の歩行害虫も集めることができる、という事実を実証実験で確認しました。
そこで、飛翔害虫の捕虫器と床面との間に、粘着シートを配置した「トコジラミのホイホイ機能付き蚊等の捕虫器」を完成させました。この装置は、動作が静かで、捕えた害虫の残骸が床に飛び散ったりせず、衛生面でも優れている特徴を有しています。

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( 実用新案登録第3247442号「歩行害虫の捕虫器、歩行害虫の捕獲部」 )